ディスポーザーの粉砕方式

ディスポーザーの粉砕方式の構造タイプは、大きく3つに分かれます。

■ハンマーミル方式
■チェーンミル方式
■ブレード方式
国内・海外メーカーで最も多く採用されているのが、ハンマーミル方式です。

多くの人が、ディスポーザーの内部には、カッターの刃のようなものが備わっていると想像しています。
しかし、ほとんどのディスポーザーで、カッターの刃のようなものは装備されていません。

“切る”のでなく、“砕く”から生ごみの処理が始まる

ディスポーザーは、スイッチをONにすると、回転プレートが約2,000回転で回転を始めます。(メーカーにより異なる)
回転プレートの上には、左右に動くハンマーが取付けられており、投入された生ごみをハンマーが小さく砕いていきます。

したがって、いきなり大きなものを投入するより、少し割ったりして小さくしてから投入することで、生ごみを処理する時間を短くすることができます。

遠心力をつかって“すり潰す”

細かくなった生ごみは、遠心力によって、壁面へと誘導されていきます。
ディスポーザー処理室の壁面には、生ごみをすり潰すための、金属部品が装備されています。

ここで、回転してくるハンマーと金属部品の隙間で、生ごみはすり潰されていきます。
さらに細かくなった生ごみは、順次、水に押し流されて排水されていきます。

ディスポーザーが生ごみを処理する必要な時間

ディスポーザーの始動方式によって、処理する時間は異なります。

連続投入式の場合

連続投入式ディスポーザーの場合は、最初に投入した生ごみの処理を待つことなく、次から次へと投入できます。
そのため、〇〇分で〇〇グラムが処理できるという表現はしません。

投入された生ごみは、その瞬間から粉砕処理され排出されていくため、次々と投入していくスタイルです。
イメージとしては、食器洗いをしている間に、ディスポーザーの処理は終わっているという時間イメージになります。

バッチ式(フタスイッチ)の場合

メーカーの設定によって、若干異なりますが、ほとんどのフタスイッチ式ディスポーザーは、約1分間作動します。
フタを取ってみて、まだ、中に残っているようなら、再度フタをしてディスポーザーを動かします。

フタスイッチ式ディスポーザーの処理室内部の容量は、約1リットル前後となっており、一度に投入できる量は、その半分~7割程度が理想とされています。

投入する生ごみによって、大きさは変わりますので、見た目で半分ほど投入できた段階で、ディスポーザーを動かすことが良いです。
フタスイッチ式の場合、原則、運転が停止するまでは、フタを取ることは推奨されていません。

それは、すり潰している最中に、ディスポーザーの回転プレートを止めてしまうと、噛み込み症状のトラブルにつながるからです。
1分間しっかり待って、それから、残っている食材の処理をすすめていきます。

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