ディスポーザーとは?

ディスポーザーとは、シンク排水口の部分に取付ける、生ごみ粉砕装置です。

水を流しながら使用する家電製品で、家庭で発生する生ごみのほとんどを処理することができます。

以前の日本では、トイレは「くみとり式」でしたが、下水道や合併浄化槽が整備されたことで、トイレは「水洗式」となりました。

現在の日本では、キッチン排水口の多くは、トイレで例えると「くみとり式」です。 排水口に生ごみをキャッチするストレイナーがあり、溜まってきたら、その都度、ビニール袋などに移して、ゴミの日を待ちます。

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キッチンの水洗化を実現する、ディスポーザー

ディスポーザーを取付けることで、キッチンの排水口が水洗式になります。

トイレが「水洗式」になったことで、家庭内における衛生環境は著しく改善されていきました。

キッチンの排水口が水洗化されることで、同じように家庭内の衛生環境が改善されるほか、住宅エリアのごみ集積場などの衛生環境も同時に改善されることが期待できる製品となっています。

一般的にディスポーザーと呼ばれるものには、大きく分けて2つの導入方法があります。

  • ディスポーザ排水処理システム
  • 直接投入型ディスポーザー(別称:単体ディスポーザー)

分譲マンションなどで多く採用されているのが、【ディスポーザ排水処理システム】です。 一部の自治体で推奨しているのが【直接投入型ディスポーザー】です。

ディスポーザ排水処理システム

ディスポーザ排水処理システムは、

【ディスポーザー】+【専用排水配管】+【専用処理槽】の3つで構成されているものです。

ディスポーザーで粉砕された生ごみは、ディスポーザー排水となって、専用排水配管を流下して、処理槽へ流入します。

処理槽へ到達したディスポーザー排水は、処理槽内部の微生物によって分解されて、下水道放流基準を満たしてから、下水道へ放流されていきます。

東京を中心に都市部では、【ディスポーザ排水処理システム】が運用されています。

直接投入型ディスポーザー

直接投入型ディスポーザーは、ディスポーザー本体から排出されるディスポーザー排水が、そのまま下水道へ放流されるものです。

(別称:単体ディスポーザー)

各家庭から排出されたディスポーザー排水は、下水道管へ流入し、自然流下しながら下水処理場へ到達します。 下水処理場で微生物処理されたのち、公共用水域へ放流されていきます。

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